『等誦経』(とうじゅきょう、巴: Saṅgīti-sutta, サンギーティ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵長部の第33経。『結集経』(けつじゅうきょう)とも。
類似の伝統漢訳経典としては、『長阿含経』(大正蔵1)の第9経「衆集経」、『大集法門経』(大正蔵12)がある。
構成
登場人物
- マッラ族の人
- 釈迦
- サーリプッタ(舎利佛・舎利子)
場面設定
ある時釈迦は、マッラ国のパーヴァーに500人の比丘と共に滞在していた。
そこにマッラ族の者が現れ、ウッバタカという新しい公会堂の寄進を申し出る。釈迦は受け入れる。
釈迦はサーリプッタに、その新公会堂に比丘を集めて説法するように命じる。
サーリプッタは、比丘たちに
- 1つの要素から成る法を2つ
- 2つの要素から成る法を33
- 3つの要素から成る法を60
- 4つの要素から成る法を50
- 5つの要素から成る法を26
- 6つの要素から成る法を22
- 7つの要素から成る法を14
- 8つの要素から成る法を11
- 9つの要素から成る法を6つ
- 10の要素から成る法を6つ
説く。
比丘たちは歓喜する。
内容
日本語訳
- 『南伝大蔵経・経蔵・長部経典3』(第8巻) 大蔵出版
- 『パーリ仏典 長部(ディーガニカーヤ) パーティカ篇II』 片山一良訳 大蔵出版
- 『原始仏典 長部経典3』 中村元監修 春秋社
脚注・出典
関連項目
- サーリプッタ(舎利佛・舎利子)
- 増支部(増一阿含経)
外部リンク
- Saṅgītisuttaṃ - Tipitaka.org




