夕日ヶ浦木津温泉駅(ゆうひがうらきつおんせんえき)は、京都府京丹後市網野町木津にある、WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)宮津線の駅である。駅番号はT21。「宮豊線」の愛称区間に含まれている。
2014年(平成26年)に京丹後市の「駅の愛称選定委員会」で公募を経て決定した愛称は「橘の里 夕日ヶ浦駅」。
概要
日本国有鉄道(国鉄)、西日本旅客鉄道(JR西日本)時代は、丹後木津駅(たんごきつえき)、北近畿タンゴ鉄道時代は木津温泉駅(きつおんせんえき)と称していたが、列車運行事業がWILLER TRAINSへ移管された際に夕日ヶ浦木津温泉駅となった。
以前は、普通列車のみ停車し、夏季の海水浴シーズンおよび、冬季の松葉ガニシーズンの時を除くと特急や一部の快速は通過していたが、2007年(平成19年)3月18日のダイヤ改正より、全ての列車が毎日停車するようになった。
2025年(令和7年)3月15日より、特急「はしだて」が当駅始発・終着となり、当駅を境に豊岡方面は快速列車として運転される。
丹鉄線内に15駅存在する有人駅であるが、網野駅と同様に、京丹後市に、駅の管理と出改札業務を委託されており(簡易委託駅)、早朝と夜間は無人となる。京都丹後鉄道主要駅と同様に硬券を扱っており、乗車券、自由席特急券、台紙付きの入場券を発行するが、2014年(平成26年)時点ではダッチングマシンは使用されていない。
歴史
- 1931年(昭和6年)5月25日:国有鉄道が網野駅から当駅まで延伸したことで開業。当時の駅名は丹後木津駅(たんごきづ)。
- 1932年(昭和7年)8月10日:当駅から久美浜間が開業し、舞鶴(現:西舞鶴)駅 - 豊岡駅間が全通。中間駅となる。
- 1962年(昭和37年)10月1日:貨物の取り扱いを廃止。
- 1972年(昭和47年)3月15日:漢字表記はそのままで、よみがなを「たんごきつ」に改める。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止。
- 1985年(昭和60年)3月14日:駅員無配置駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 1990年(平成2年)4月1日:北近畿タンゴ鉄道への宮津線移管により、同鉄道の駅となる。同時に駅名を木津温泉駅に改称。
- 2015年(平成27年)4月1日:WILLER TRAINSへの移管により、京都丹後鉄道宮豊線の駅となり、同時に駅名を夕日ヶ浦木津温泉駅に改称。
- 2025年(令和7年)3月15日:特急「はしだて」が当駅始発・終着となる。当駅を境に豊岡方面は快速列車として運転される。
駅構造
豊岡方面に向かって右側に単式ホーム1面1線を持つ地上駅である。かつては交換可能駅であったが、交換設備は撤去されており、現在は分岐器や絶対信号機のない停留所に分類される。構内には、交換可能駅であった名残の相対式ホームが残っている。駅舎は改築こそされているものの、趣のある和風建築の駅舎である。
2007年(平成19年)4月1日、駅ホームに足湯「しらさぎの湯」が完成した。原泉掛け流しで、午前9時から午後5時まで利用できる。利用は無料だが、鉄道利用者以外の利用には駅の入場券が必要である。
利用状況
宮津線沿線には海水浴場が多数あるが、当駅も例外ではなく、浜詰海水浴場(当駅からタクシー利用で、約6分)が近くにあり、特急列車も停車する。
1日の平均乗車人員は以下の通りである。
駅周辺
バス停留所は2003年(平成15年)のダイヤ改正で一旦廃止となったが、2009年(平成21年)10月1日のダイヤ改正で復活した。しかし2024年(令和6年)5月31日をもって再び廃止された。
隣の駅
- WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)
- ■宮豊線(宮津線)
- 特急「はしだて」停車駅(当駅 - 豊岡駅間は快速)
- 快速(特急「はしだて」直通)
- 夕日ヶ浦木津温泉駅(T21)- 久美浜駅(T24)
- 快速・普通
- 網野駅(T20)- 夕日ヶ浦木津温泉駅(T21)- 小天橋駅(T22)
脚注
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
外部リンク
- 夕日ヶ浦木津温泉駅 - 京都丹後鉄道




