下池山古墳(しもいけやまこふん)は、奈良県天理市成願寺町にある古墳。形状は前方後方墳。大和古墳群(萱生支群)を構成する古墳の1つ。国の史跡に指定され(史跡「大和古墳群」のうち)、出土品は奈良県指定有形文化財に指定されている。

概要

墳丘長約120メートルの前方後方墳である。1995年(平成7年)から1996年(平成8年)にかけて奈良県立橿原考古学研究所により竪穴式石室の発掘調査が行われた。多数の板石の用いられた石室は、長さが6.8メートルで、その内部からは木棺とともに鉄製品等が出土している。石室の北西側からは小石室が検出され、その内部で大形の内行花文鏡が発見された。共伴する遺物等より、古墳の築造時期は4世紀前半頃と推定される。

文化財

国の史跡

  • 下池山古墳(史跡「大和古墳群」のうち) - 2014年(平成26年)10月6日、ノムギ古墳・中山大塚古墳・下池山古墳の3基を合わせて「大和古墳群」として指定。

奈良県指定文化財

  • 有形文化財
    • 下池山古墳出土品(考古資料) - 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館保管。2006年(平成18年)3月31日指定。

関連施設

  • 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館(橿原市畝傍町) - 下池山古墳の出土品等を保管・展示。

脚注

参考文献

  • 「ヤマト王権の成立」『大和の考古学』奈良県立橿原考古学研究所附属博物館、1997年。

外部リンク

  • 大和古墳群 - 国指定文化財等データベース(文化庁)

下池山古墳4(前期)(奈良県)Shimoikeyama Tumulus 4 (Nara Pref.) YouTube

下池山古墳横を何回か通っていたが (風量音注意!!)全体像は分からず調査してみたら 思ったより大きいね!! YouTube

下池山古墳

古墳探訪(NO.74)下池山古墳、国史跡指定、前方後方墳、全長125m、築造古墳時代前期前半(4世紀前葉)大和古墳群の中の一つです

古墳探訪 大型古墳集成147 下池山古墳 奈良県天理市 前方後方墳 120m