プレシャス・ロード("Take My Hand, Precious Lord"または"Precious Lord, Take My Hand")はゴスペル歌。詞はThomas A. Dorsey(1899–1993)が,曲はGeorge Nelson Allen(1812–1877)が書いた。コード進行はC→F→G7→C→F→C→G7→Cの繰り返し。
歌詞
起源
曲のクレジットはドーシーになっているが、1844年の讃美歌MAITLANDから多く引用されている。MAITLANDはアメリカ人作曲家George N. Allen (1812–1877)が作ったことになっている。
最初期の録音は1937年、the Heavenly Gospel Singers (BluebirdレコードB6846)。
40以上の言語で出版された。
主要演奏
ドクター・マーティン・ルーサー・キングJr.のお気に入りで、ゴスペル歌手のマヘリア・ジャクソンを公民権運動の行進によく招き、同曲を歌ってもらって民衆を元気づけてもらっていた。彼の願いもあり、1968年4月の彼の葬式で彼女が同曲を歌った。キングの最後の言葉は、(暗殺当夜の)ミサで同曲を歌ってもらうつもりです、というものだった。暗殺の三日後、ニーナ・シモンはWestbury Music Fairで同曲を歌い捧げ、その夜の演奏は『'Nuff Said!』というアルバムになった。
マイルス・デイヴィスが手放しで絶賛したオペラ歌手レオンタイン・プライスは1973年1月、リンドン・ジョンソン大統領の国葬で同曲を歌った。
アレサ・フランクリンはマヘリア・ジャクソンの葬式で歌った(1972)。アレサは同年のゴスペル・アルバム『Amazing Grace』で『You've Got a Friend』とのメドレーで同曲を歌った。
BBキングが出演したマーティン・スコセッシ監督監修のブルース・ドキュメンタリー映画『road to Memphis』で、キングがうたた寝するシーンにキングの『プレシャス・ロード』(ライブ・バージョン)が流れ、サントラにも同バージョンが収録された。
主要録音
多くのミュージシャンが録音した。最も売れたのはJim Reevesのバージョンで、1965年のシングル"This World is Not My Home" のB面だった。
賞
"Take My Hand, Precious Lord"は2007年にクリスチャン音楽の殿堂入り。
RIAAの「世紀の歌」一覧にも入っている。
参照
外部リンク
- Mahalia Jackson 1961 television performance
- Aretha Franklin 1984 performance
- Say Amen, Somebody documentary featuring Thomas Dorsey
- 「プレシャス・ロード」の歌詞 - メトロリリック
![ラスト・リクエストキング牧師に捧ぐ[CD] ベン・ブランチ UNIVERSAL MUSIC JAPAN](https://content-jp.umgi.net/products/ui/uicy-75983_iZl_extralarge.jpg?12052017115144)



