安漢将軍(あんかんしょうぐん)は、古代中国の後漢と蜀漢の時代にあった将軍の称号である。いわゆる雑号将軍の一つで、常設ではない。漢を安んじるという意味で、漢王朝が存亡の危機にあった蜀漢で任命された。
安漢将軍の人物
後漢
- 杜琦 - 永初5年(111年)、反乱時に自称。
蜀漢
- 糜竺 - 建安24年(219年)任 - 建安26年(221年)。
- 李恢 - 建興3年(225年)任。
- 李邈 - 建興6年(228年)以前?。
- 王平 - 建興12年(234年)任 - 延熙6年(243年)。
脚注
参考文献
- 范曄『後漢書』
- 李賢注、渡邉義浩訳、『後漢書』本紀一、二(早稲田文庫)、早稲田大学出版部、2022年、2023年。
- 陳寿『三国志』
- 裴松之注、今鷹真・井波律子・小南一郎訳『正史三国志』1から8(ちくま学芸文庫)、筑摩書房、1992年から1993年。




