第56回都市対抗野球大会(だい56かいとしたいこうやきゅうたいかい)は、1985年(昭和60年)7月23日から8月2日まで後楽園球場で開かれた都市対抗野球大会である。
概要
- 初出場は盛岡市・岩手県経済連と八王子市・スリーボンドの2チーム。岩手県経済連は初戦突破、スリーボンドは8強に進出して大会を盛り上げた。
- 電電公社の民営化に伴い、全国に11チームある電電公社チームがすべて「NTT○○」という名称に変更された。このうち東京、信越、東海、中国、四国、九州の6チームが本大会出場を果たし、新生「NTT」チームをお披露目した。
- 大阪市・日本生命は20年連続出場という前人未到の記録を達成し、大会からチームが表彰された。チームは節目の大会で次々と強敵を降し、3度目の黒獅子旗を狙う川崎市・東芝と決勝で激突したが、8回に鮮やかな逆転勝ちを収め、出場31回目にして初優勝を遂げた。
出場チーム
大会
1回戦
2回戦
準々決勝
準決勝
決勝
- 決勝戦(8月2日)
勝:原 敗:菊池 本:新木、武智(以上東芝)
(日本生命は初優勝)
表彰選手等
- 橋戸賞 島田行雄中堅手(日本生命(松下電器))
- 久慈賞 菊池総投手(東芝)
- 小野賞 八王子市・スリーボンドチーム
- 若獅子賞 真壁久左翼手(NTT東京)
- 10年連続出場表彰選手
- 江藤梓捕手(日本鋼管福山(三菱重工三原))
- 後藤寿彦内野手(日本鋼管福山(三菱重工三原))
- 内山仁志外野手(日本楽器)
- 花野巧内野手(日本生命)
- 大須賀康浩内野手(三菱自動車川崎)
- 佐名木睦夫内野手(日本鋼管福山)
- 藤山澄夫捕手(日本鋼管福山)
- 八木孝治捕手(日本通運)
- 応援団コンクール
- 最優秀賞 川崎製鉄神戸
- 優秀賞 東芝、岩手県経済連
- 敢闘賞 日本生命
- 特別賞 スリーボンド



