高梁市郷土資料館(たかはししきょうどしりょうかん)は、岡山県高梁市向町にある市立郷土資料館。1978年に郷土資料館として開館した。3,000点以上の民具を展示している。1904年竣工の建物は「旧高梁尋常高等小学校本館」の名称で高梁市の有形文化財に指定されている。

歴史

日露戦争中の1904年(明治37年)に高梁尋常高等小学校本館として建設された洋風木造建築である。地元の臥牛山の国有林から採れた、柾目で節がない良質な樅材を用いて建てられた。工事監督主任は大工の妹尾友太郎であるが、妹尾は建築の近代教育を受けていない人物とされている。1階は職員室や生徒控室などであり、2階は講堂である。講堂には桃山風の二重折上格天井が用いられている。なお、一般教室は南側(後に高梁市立高梁中央図書館が建った)や北側に接続していた。

1972年(昭和47年)まで現役の校舎として使用されたが、同年に高梁小学校が移転すると、1978年(昭和53年)に高梁市郷土資料館となった。江戸時代から昭和初期にかけての生活用具など約3,000点を展示している。

周辺

JR西日本伯備線の備中高梁駅から徒歩10分。

南隣には2019年2月24日に開館した山田方谷記念館がある。この建物は2016年まで旧高梁市立高梁中央図書館として使われていた(備中高梁駅隣へ移転後の2017年2月4日に高梁市図書館として開館)。また、北側には高梁市総合福祉センターがある。

脚注

参考文献

  • 「旧高梁尋常高等小学校校舎の建築調査」『奈良文化財研究所紀要』奈良文化財研究所、2013年

外部リンク

  • 郷土資料館 - 高梁市公式ホームページ
  • 高梁市郷土資料館 高梁市観光協会
  • 高梁市郷土資料館 おかやま旅ネット

高梁市郷土資料館 高梁観光情報|備中たかはし

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