ハジロビタキ(羽白鶲、学名:Ficedula dumetoria)とは、スズメ目ヒタキ科に分類される鳥類の一種である。

形態

体長は11.5-12cmである。

オスは翼に白い帯が入っている。喉から胸は淡いオレンジ色である。メスは目先とアイリングがバフ色で、翼は錆びたバフ色である。喉から胸は淡い。

分布

マレー半島やボルネオ島、スマトラ島、ジャワ島から小スンダ列島などの島に留鳥として分布している。

日本では、2002年に新潟県でオスとみられる個体が保護された記録がある。

亜種

  • Ficedula dumetoria dumetoria(Wallace,1864)基亜種。ジャワ島、小スンダ諸島に分布している。日本で確認された個体は、この亜種と思われる。
  • Ficedula dumetoria muelleri(Sharpe, 1879)マレー半島、ボルネオ島、スマトラ島に分布している。

生態

陸生で、山地から低地の湿った森林に生息している。 小川の近くで、主に空中を飛ぶ昆虫を摂食している。

繁殖期は4月から9月である。下草が密集して生えている場所に巣を作る。

脚注

注釈

出典

関連項目

  • ヒタキ科

外部リンク

  • IUCN Red List Rufous-chested Flycatcher

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